リメイク knit 工房(top) / 制作室 / 2 毛糸小物
![]() 夫の姉が中学生時代に編んだ見本と夫の母が編んだモチーフ。組み合わせて巾着にしました |
私にとって毛糸のセーター類が暮らしの中で必要に応じて姿を変えていくのは特別なことではありませんが、すべてのものをそんなふうに扱えるわけではありません。時間にも能力にも限りがあります。 |
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あっさりと見切りをつけて資源ゴミに出したり、バザーに提供したりするものももちろんあります。ていねいに手入れをし、繕い、さらに形を変え、とことん使い尽くすのは本当に大好きなものや思い出がいっぱいのものです。 |
![]() ![]() コースターにつけたクローバーは雑誌『天然生活』の付録です | |
![]() 編みかけてストップしてしまった透かし編みのカーディガン。ミニスカーフになりました! |
そして自分が毛糸で手編みのものを作るときは、次に作り変えるときのことを考えて、編み方はもちろん糸の始末も自分なりのルールを決めて、ていねいにします。つまり、あらかじめあとでスルスルとスムーズにほどけやすいように編むわけです。 |
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独身の頃、今より時間があったときは、形が古くなったり、あまり着なくなってしまったものはていねいにほどいてカセにして、編んだ毛糸をお湯の中で伸ばし、陰干しして、また玉にしてから編み直しをしていました。色が気にいらなくなったときは市販の染料を使って染め直し。ウール100%の毛糸はよく染まりますのであまり失敗はないのですが、もとの色との兼ね合いで予想していなかった微妙な色になることもあり、それはそれでもおもしろいのです。 |
![]() 友人のMさんからお預かりしたセーター | |
![]() 襟と袖口を取り除き縁編みをしました |
ここ数年は、熱湯や石けん、乾燥機を使って意図的にフェルト化させたセーター類をはさみでジョキジョキ切り分けたピースを縫い合わせたり、編みつないだりするパッチワークのような手法をよく使っています。私が参考にした本は野崎朝子著『季節を楽しむ、カンタン手作り リメイクの本』(日本ヴォーグ社)です。 |